【はいチーズ！システム導入施設アンケート実施】 帳票類作成において職員１日分の時間が削減 ～９割以上が時間削減を実感～

ICTで保育士の働き方改革や保育業界のDXを推進し、子どもの幸せをつくることを目指す千株式会社(本社：東京都千代田区、代表取締役社長 千葉伸明、以下 当社)は、保育業務支援システム「はいチーズ！システム」導入施設の保育者を対象に、保育ICT導入における業務時間削減効果についてアンケートを実施いたしましたので、結果をお知らせいたします。

　近年、保育現場の人材不足や業務負担を軽減するため、国や自治体は補助金を交付するなど保育現場におけるICT化が推進されています。一方でICT導入について、保育業界は一般的な企業に比べITの利用が少なく保育者の年齢層も幅広いことから、『システムを使いこなせるか心配』と不安を感じている先生も多くいます。
この度、保育業務支援システム「はいチーズ！システム」を導入している保育施設を対象に、実際にICT導入に関するアンケート調査を実施いたしました。

■ アンケート結果のトピックス

１．登降園管理や帳票類作成の業務では9割以上が業務時間削減を実感
２．帳票類作成では、ひと月あたり職員1日分（8.4時間）の時間削減
３．ICT導入している保育施設の72%が保護者の満足度が上がると回答

１．登降園管理や帳票類作成の業務では9割以上が業務時間削減を実感

はいチーズ！システムの利用による1週間の削減時間について業務別に質問したところ、時間が削減されたと実感している割合は「保護者連絡（100％）」「保育記録（94.3％）」「帳票類作成（94.1％）」「登降園管理（93.9％）」という結果となりました。
従来は、保護者連絡（連絡帳、お便り）／保育記録（発達、検温、健康、午睡、排泄など）／帳票類作成（年間、月案、園日誌、保育日誌など）／登降園管理のような記録作業のほとんどが手書きで行われていました。これら業務においてICT導入施設の9割以上が、業務時間削減を実感していることが分かりました。

２．帳票類作成では、ひと月あたり職員1日分（8.4時間）の時間削減

はいチーズ！システムの利用により1週間の削減時間について質問し、各業務ごとに平均削減時間を算出したところ、「保護者連絡（1.7時間）」「保育記録（1.7時間）」「帳票類作成（2.1時間）」「登降園管理（1.3時間）」という結果となりました。
もっとも削減される帳票類作成では、１ヶ月に換算すると2.1時間×４週間＝8.4時間となり、ひと月あたり職員1日分の時間削減ができています。

３．ICT導入している保育施設の72%が保護者の満足度が上がると回答

保育業界へのICT導入について、『ICTを導入することで保護者の満足度は上がると思いますか？』と質問したところ、「とてもそう思う（16.3%）」「そう思う（55.8%）」「あまりそう思わない（20.9%）」「思わない（7%）」という結果となり、”そう思う合計”は72.1%となりました。この結果より、ICTを導入している保育施設の多くは、ICT導入が保護者の満足度向上に寄与していると考えていることがわかりました。
昨今保育業界では、2019年10月から始まった保育料の無償化や一部地域の待機児童ゼロ達成などにより、保護者が保育園を選ぶことができるようになってきています。そのため、保育施設では保護者に選ばれる園になるために独自の教育プログラムを取り入れるなど、差別化を図っているところもあります。
72.1%が保護者の満足度があがると答えていることから、ICTの導入は選ばれる園になるための手段の１つになると言えそうです。

■ 調査概要

・調査実施日：2022年2月3日～2022年2月14日
・調査対象者：「はいチーズ！システム」を利用する施設の保育者　43名
・調査方法　：WEBアンケート調査
・調査主体　：千株式会社